今日さぁ、

…なんかあったっけ?というところ。

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春の嵐

土曜日昼過ぎ、突然の強風に窓の外を見たら、空一面に黄色いモヤ。
なにアレ?
黄砂はまだ早い。うぎゃー、神様!

どうやら春一番で巻き起こった「煙霧」というものらしく、
夜のニュースで東京都心に黄色い煙がブワーッ!と覆いかぶさる映像が流れてた。
うええ、あの下に自分がいたなんて!


んで、今日起きたら朝からまた強風。空、きったない。
窓ガラスもベランダも、部屋の中まで粉っぽい。
ここはシルクロードか中東ですか?アフガンストールが日用品になる日も近かったりして。

なんか「漂流教室」を思い出す。
春の嵐

2月、奈良(4)

天理でJRに乗り換え、小さなワンマン電車で着いた駅は無人駅だった。

駅前に1台だけあったタクシーに乗り込み、
弘法大師空海が開いたといわれる密教のお寺、長岳寺へ。
玉砂利を踏みしめて楼門をくぐる。
長岳寺 楼門


本堂縁側の天井板は「血天井」と言われ、
戦国時代のものと言われる手指や足の形の血痕がやけにくっきりと残っていた。
痕がついた状況を想像し始めたらそうとう薄ら寒い感じになったのですぐ止める。
冬に一人でみるもんじゃないねー。


本堂に入り、阿弥陀三尊と多聞天・増長天像を拝観。
本堂隅の柱に、
「先年の多聞天・増長天の修復は2千万円、うち500万円は寺負担でした」
という修繕のための寄付を求める張り紙があって複雑な気持ちになる。
文化財保護と言うだけでいつまでもお金を出し続けられるわけじゃなし
ホント、文化財保護も楽じゃない。

学芸員のタマゴだった友人から
就職先のある寺社の、文化財のあまりな扱いを聞き
結構びっくりしたことがあるが
財力の乏しいところじゃそんなこともあるだろうな、と今なら思う。



初夏ならば緑が溢れ、つつじが咲き誇るそうだが、この季節の境内に色はない。
冬の陽射しが柔らかく、ひばりも鳴いてるけど
自分以外に参拝客はまばらでかなり寂しい感じ。
次来る時は、花の季節にしよう。花を楽しむためにも。


最後に美しい書院造りの地蔵院で庭園と延命殿を眺める。
密教の壇は美しいなあ、と思うけど、
延命殿のは、その部屋の造りや小ささも相まって、特に綺麗に感じられた。
長岳寺 地蔵院



てくてく山の道を下っていくと、
寺の外では近所の子供がドロだんごでママゴト中。
近所の神社って、子供にとっちゃそんな場所だよね、と
なんか懐かしかった。
まあ、その泥カレーは、ちょっとナニだけど・・・。

2月、奈良(3)

最終日。バスで唐招提寺に向かう。
唐招提寺1

が、行き当たりばったり旅の弱点がここで露呈。
「ご存知の通り、金堂が今改築中でして」って。やっちゃった。
鑑真和上像も6月5日〜7日だけしか見れないとのこと。

それでもここの境内はかなり独特な空気が漂っており、それに癒されつつのんびり散歩。
多分、「清浄」というのはこういう空気を言うんだろう。

その後、通りすがりのおじさんに勧められるまま薬師寺へ。
唐招提寺から徒歩5分チョイ。
こっちはつい最近伽藍を綺麗にしたばかりなので
古寺のイメージを見事に打ち壊す鮮やかさ。
薬師寺大講堂
建設当時も、こんな鮮やかさだったんだろうか。
なんか妙な感じ。

薬師寺
中門から金堂を望む。
龍宮造とはよく言ったもので、乙姫様が舞い出てきそうな雰囲気。

2月、奈良(2)

思い立ったが吉日。
夏の夕暮れ、特に陽の落ちた後の空が美しいと聞いたけれど
そんな先の時間に、今と同じ気持ちがあるかはわからない。

二月堂3

二月堂6

二月堂7

二月堂9

二月堂11


夕日に引き寄せられるように大きな雲が集まり、
落ちるその瞬間は捕らえることができなかった。
隣で一眼レフを構えていたおじさんは
3回来て、未だに決定的瞬間を撮れたことがないよ、と笑っていた。

回廊の常夜燈に火がともり、夜が訪れる。

二月堂13

二月堂15

2月、奈良。

今、ふたたびの奈良へとか言うけど
奈良なんて大昔の修学旅行以来。当然土地勘ゼロ。
てことで迷わずタクシー、向かうは東大寺二月堂。
二月堂1

二月堂は東大寺境内でも一番高いところにあり、
ここの舞台からは奈良市街が一望できる。

二月堂2

お線香を焚く火種はどこかと思ったら
この巨大な香炉の中、線香を差せば火が移るのだった。
「火は香炉の中」ってそういうことですか…。

夕暮れまで、三月堂裏手、四畳半ほどの小さな不動堂へ。
周囲は梅が咲いて、少しだけ春の気配。
チュルチュルチュル……と、めじろが鳴いてる。

鹿
あおによし。
見つめあってしまった(照)。

その後、三月堂を拝観し、再び二月堂へ。
一眼レフを構えたおじさんと並んで夕暮れを待つ。

2月、京都(2)

夜が明けたら、昨日の雪が想像できないような晴れ。
雪の前と後はいつも空が綺麗に見える。

東寺五重塔

京都駅から徒歩で10分、東寺(教王護国寺)へ。
冬の特別拝観で五重塔が開放されていた。

塔中央に立つ大日如来に見立てた心柱は
建物を支える周囲の四本柱が乾燥して縮み、建物全体が下がるにつれ
真ん中だけ突き抜けてしまったため
当初より50センチほど足切りをして天井を合わせているそう。
クレーンもない時代、下を切り、達磨落としの要領で抜いたそうで。ちょっと驚き。
隅っこに、上に登る細い階段があって大変そそられる。
木の柱を神仏に見立てる、と言えば、伊勢神宮の心御柱も同じ。


しっかしこの旅行、指定文化財保護の壁に阻まれて撮れないものばかり。
そういや昔、カメラのフラッシュも良くないんだよ、と聞いたことがあったなあ。
キャパの小さい人間には辛い。覚えた分だけ古いの忘れちゃうよ!

歯軋りしながら外に出たら、カメがのんびり甲羅焼いてた。
亀助


隣の観智院で庭園を眺め、カメを見習ってしばし冬の陽を味わう。

2月、京都。

新幹線で、一路京都へ。
約3年(?)振りの大雪、こんな機会はめったにない。いざ金閣寺へ。
金閣寺

人をかき分け、傘を足元に投げ捨ててデジカメを構える。
金閣寺2


とめどなく雪は降り続き、
ふと我に返った時には、体がすっかり冷え切っていた。
つま先に入れたカイロも、冷え切った鉄板のよう。

転びそうになりながら、ようやくタクシーに乗り込み、
直感で次の行き先を竜安寺に定める。

竜安寺
なんだろう……
遠い昔の修学旅行ではここまで歩いて来たはずなんだけど。
当時なんでそんなことができたのか、今となってはホントに不思議。

竜安寺4

雪が音もなく降り落ち、真っ白な庭に同化していくさまを
誰も彼もが、ただ静かに見つめている。

息の速さ。
雪の舞い落ちる速さ。
シャッターを切る速さ。

竜安寺2
それがひとつになる瞬間だけを待っている。
今日限りの景色を手に入れるために。

竜安寺3
本来視覚障害のある人のために用意された箱庭は、みんなの予習復習の場になっていた。

『ひかりはたもち、その電燈は失はれ』

予報を裏切って、今日も朝からチラチラと小さな粒が舞い
それは大きさや形を少しずつ変えながら
結局、昼も夜も舞い続けた。
みぞれ


ひかりはたもち

うすらひ

日曜日の雪が、金魚の水槽に張った氷みたいに残っていた。
滑りそうなので小股でちまちま歩く。
道端

アルカディア

雪で青梅マラソン中止。
そういえば、高校サッカーの雪の決勝戦って何年だっけ?
雪、ピッチ真っ白、球見えない、でも開催ってんでびっくりしたなあ。

今年初の雪
朝7:30、廊下には、もう誰かの足跡がついていた。
ちっ。

kirinji3
冬の曲は数あれど、
まさかこんな暑苦しいジャケットの中にそれがあるとは思うまい。
雪の景色ではないけれど。

昼の12:30現在、まだ雪は降っている。
♪KIRINJI